カテゴリー「さかな」に含まれる記事一覧

マジメに見ないと・・・

シジュウカラ・・・らしい。2013/10/27 石垣島

シジュウカラ・・・らしい。2013/10/27 石垣島

 

いつかはちゃんと整理しないといけないとは思うのですが、ついつい面倒になってしまうのがブダイ類の画像。なにしろ、「ややこしい」要素満載なのがこの種類なのです。似たような色と模様、しかも個体による色彩変異も少なくない、同じ種の幼魚・メス・オスのすべてが似ても似つかないetc.etc.。同じように「ブダイは苦手」というダイバーも多いのか、図鑑を見てもネットを検索しても画像資料があまり多くない。そんなこんなで、ちょっと調べてみても結局はよく解らないということで放置してきた画像がだんだんと溜まってきました。

しかし、そんなブダイに興味を持ち始めたマニアックなダイバーもだんだんと増えて来たようで、最近は少ないながらも貴重な情報がネットなどを通じて流れてくるようになりました。その一例としてこのところ名前をよく聞くようになったのが、シジュウカラというブダイ。シジュウカラというとどうしても鳥の名前を連想するので(頬が白いのが共通しているからか?)、最初それを聞いたときはダイバーが勝手にそう呼んでいる未記載種かなにかと思ったのですが、調べてみるとChlorurus japanensisという学名のハゲブダイ属の一種でした。japanensisだから日本固有種かと思いきや、日本で確認されているのは屋久島以南のみのようで、主な生息域は台湾、フィリピン、インドネシアからオーストラリア北岸にまで広がっているようです。

日本では、ごく最近になってネット上で話題になりはじめたこともあり、画像を検索してみても情報が交錯しており、なかなか「これがシジュウカラだ!」という確信が持てないでいます。上の画像の個体も、石垣島のダイブマンで潜っていたときに、「シジュウカラかな?」と紹介されたので、初めてそう認識した次第。確かに、fishbaseの画像と比べるとほぼ間違いないとは思うのですが、次に出会っても認識できる自信はないかなぁ。。。

カラフル伊豆!

ヒメゴンベ 2013/11/3 初島

ヒメゴンベ 2013/11/3 初島

ほとんど伊豆専門ダイバーだったころ、沖縄や海外を中心に潜っているダイバーから「伊豆は寒くて地味だから・・・」とよく言われたものです。南の海を知らない身としては「そうなんだろうなぁ・・・」と思うしかなかったのですが、最近のように沖縄方面でばかり潜っていると、久々に潜った伊豆の海は決して「地味」ではないことがよくわかりました。確かに、さかなの種類は沖縄のほうが圧倒的に多いし、カラフルなさかなも多いのですが、「背景」まで含めての印象ではソフトコーラル類が多い伊豆のほうが遥かに色彩豊かなのです。

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「益田一と日本の魚類学」展

「益田一と日本の魚類学」展示解説書

「益田一と日本の魚類学」展示解説書

残念ながらすでに終了してしまったので情報としては時遅しなのですが、神奈川県立生命の星・地球博物館で開催されていた特別展「益田一と日本の魚類学」の最終日、写真家の中村宏治さんの講演もあるということで遅まきながら見に行ってきました。実際見るまでは「どうせホルマリン臭い標本が並んでいるのだろう」ぐらいの感じで内容には大きな期待はしていなかったのですが、巧みに構成された標本、図版、撮影機材、解説などの展示には思わず引き込まれ、気が付けば1時間以上も見入ってしまっていたのでした。さらに、この特別展のために編纂された解説書も実に内容豊富で興味深く、さっそく購入して楽しみに読んでいるところです。

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対決?

ホンソメワケベラ 2013/11/03 初島

ホンソメワケベラ 2013/11/03 初島

いろいろあって伊豆でのダイビングはずいぶんとご無沙汰になりましたが、お誘いを受けたのを機に思い切って復帰しました。ただし、いつもの伊豆海洋公園エリアではなく、熱海沖に浮かぶ初島です。しばらく沖縄や奄美でしか潜っていなかったので、伊豆のさかなは名前を思い出すにも一苦労。それでも、久々に見る温帯種のさかなはかえって新鮮で、思わずたくさんシャッターを切ってしまいました。今回最も印象的だったのはホンソメワベラの行動で、ペアが中層を絡みながら泳いでいるのでてっきり最初は産卵行動かと思ったのですが、どうも様子がおかしいのです。

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赤い鰭

レッドフィンエンペラー 2013/10/27 石垣島

レッドフィンエンペラー 2013/10/27 石垣島

3か月半ぶりのダイビングとなった石垣島。今回初めて見るさかなも少なくなかったのですが、そのひとつがこの「レッドフィンエンペラー」というフエフキダイ科の一種です。近似種のヨコシマクロダイは、幼魚なら伊豆半島でも見られる普通種ですが、こちらは沖縄や八丈島などで確認はされているものの、まだ和名はついていません。体色も全体的に黒っぽいのですが、ヨコシマクロダイの幼魚は岩礁との境目の砂地にいることが多いのに対して、この個体は岩壁の側面にいることが多いように思えました。もう少し調べてみようと思って久々にfishbaseを当たってみましたが、あれれ?、Monotaxis属はヨコシマクロダイしか載っていないし、コモンネームで検索してもレッドフィンエンペラーというのは出てこないぞ? 魚類写真資料データベースによればMonotaxis heterodon (Bleeker, 1854)とあるので別種であることは間違いないのですが・・・。

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目立ちすぎ

ナミスズメダイの卵保護 2013/06/29 奄美大島

ナミスズメダイの卵保護 2013/06/29 奄美大島

 

話はかなり古くなりますが、6月に奄美大島に行ったときの話です。引っ越しやら腰痛やらで久々のダイビングだったこともあり、まずはカンを取り戻そうとのんびり潜っていたところ、浮きボンテンのロープの周りをうろうろしているナミスズメダイが目につきました。その動きから「これは卵を守っているな・・・」と思い近寄って行くと、ナミ君、そそくさとその場から逃げていきます。クラカオスズメダイなどもそうですが、この仲間は身体がうすらデカいわりには小心者で、ダイバーに突っかかって来るようなことはまずありません。2メートルぐらい離れたところからこちらの様子を見守るばかり。それにしても、海底から真っ直ぐ立ち上がるロープの産卵床はいくらなんでも目立ちすぎです。「ここに卵あります」と宣言しているようなものですから、卵を守るという観点からはいかがなものか・・・という気もしないではありません。

 

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寄りそうヨリメ。。。

ヨリメハゼのペア 2013/07/15 石垣島

ヨリメハゼのペア 2013/07/15 石垣島

あぁ~、写真の整理をして分からないハゼを調べねば・・・と思いつつ1か月以上が経過してしまいました。「夏休みの宿題」はまだやり残したままですが、ここらで中間報告をしておかねばそのままお蔵入りになってしまいそうです。で、引っ張り出してきたのがこの子たち。「ヨリメハゼの仲間」と紹介されたのですが、以前に八丈島で見たヤツも図鑑に載っているヤツも、こんなに白っぽくはなかったので、もしや別の種類ではないかと思ってたのです。しかし、後から調べたかぎり他にあてはまる種はないし、よくよく見ると尾柄部あたりに種の特徴である××模様が認められたので、これはザ・ヨリメハゼで間違いなさそうです。

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台風のおかげ?

クロコハゼ 2013/07/14 石垣島

だいぶ更新が遅くなりましたが、奄美大島に続いて石垣島に行ってきました。しかし、海の神の怒りはまだ収まっていなかったようで、今度はもろ台風直撃です。出発日はすべての便が欠航になってしまったので、念のため押さえておいた翌日の午後便でなんとか入島。とはいえ、その日の未明までは風速69メートルと大荒れだったので、街路樹はあちこちでなぎ倒され、ホテルの駐車場ではクルマが何台も吹き飛ばされ、台風一過の青空がまるでウソのような惨状。当然、海のほうもまだまだ荒れていて、翌日からのダイビングもどうなるかという状況です。偶然、その夜は西表島に渡るはずだった知り合いが石垣に足止めされていることが分かり、合流して後は運任せとばかり盛り上がることに。

 

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海外デビュー

卵守り中のフグ 2013/6/29 奄美大島

卵を守るフグの一種 2013/6/29 奄美大島

NHK「ダーウィンが来た!」で一躍有名になった奄美大島のミステリーサークル。小さなフグが、直径2メートルにもなる巨大な構築物をつくるという衝撃的な事実は海外でも注目されたようで、英国BBCの撮影チームが奄美にやってきました。ちょうど1年前、NHKが撮影している時に奄美大島に居合わせたのですが、今年もBBCチームと同じ時期(とは言え向こうは40日近くの滞在なのに対して、こちらはたった2日間・・・)。世界の2大国営放送の撮影を目撃するというチャンスはあまりないことでしょう。

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只今リハビリ中

同居人 2013/06/29 奄美大島 

長い間更新が滞りましたが、昨年秋以来、腰痛→引越し→腰痛という流れでしばらくダイビングから遠ざかっておりました。一旦間を置くと気分的にも腰が重くなり、ついつい復帰も先送りになっていましたが、6月末の奄美大島からやっと再開することができました。

あまりのご無沙汰で海の神の怒りを買ったのか、復帰後はいまひとつ海況に恵まれず。奄美では強風のために短い日程がさらに短縮されて1日しか潜れず、2週間後には石垣島でリベンジの予定がもろ台風に当たるハメになってしまいました。というわけで、いまのところリハビリ程度にしか潜っていないのですが、少しずつブログのほうも更新していきたいと思います。

これだけ間が開くと、さかなの名前は思い出せないし(単に歳のせいという話も・・・)、カメラを持ってもピントは合わないは(単に老眼が進んだだけという話も・・・)、シャッターチャンスは逃がすは(単に反射神経が衰えただけという話も・・・)で、ロクな写真が撮れません。ここは、少し肩の力を抜いて、気楽に水中写真を楽しんでみるのもいいかな・・・ということで狙ってみたのが上の写真。希少種や珍しい生態を狙うばかりが水中写真の世界ではないなと、あらためて再認識したのでした。