カテゴリー「さかな以外の生物」に含まれる記事一覧

宗旨替え?

クチナシツノザヤウミウシ 2014/01/12 奄美大島

クチナシツノザヤウミウシ 2014/01/12 奄美大島

「魚っちゃー」と名乗るぐらいですから、どちらかと言えばさかな好き。ダイバーに人気のウミウシにはいまひとつ興味が持てずにいました。まあ、たまたま目につけば撮らないこともないのですが、大抵はオートフォーカスで2、3カットだけパシャパシャと撮っておしまい。後で見直すということもほとんどないという愛のなさです。水中写真家の大方洋二さんも「ウミウシは老後のためにとってある」などとおっしゃってウミウシにはほとんど興味を示さないのですが、その理由のひとつには、泳ぎ回るさかなにピントを合わせ、ベストなタイミングを狙ってシャッターを切る・・・というゲーム感覚的な楽しみが、動きの少ないウミウシでは感じにくいというところにあるようです。大方先生は70歳を過ぎた今でも反射神経の衰えは感じないようで、未だにウミウシには手を出していないようですが、私といえばまだだいぶ若いにもかかわらず、いよいよ動きの激しいさかなの撮影には手を焼くようになってきました。そのせいか、今回の奄美大島で撮った画像を整理していたら、意外にウミウシのカットが多かったことに気づいた次第。せっかくなので、たまにはウミウシを並べてみるのも一興かもしれません。

「宗旨替え?」の続きを読む

「益田一と日本の魚類学」展

「益田一と日本の魚類学」展示解説書

「益田一と日本の魚類学」展示解説書

残念ながらすでに終了してしまったので情報としては時遅しなのですが、神奈川県立生命の星・地球博物館で開催されていた特別展「益田一と日本の魚類学」の最終日、写真家の中村宏治さんの講演もあるということで遅まきながら見に行ってきました。実際見るまでは「どうせホルマリン臭い標本が並んでいるのだろう」ぐらいの感じで内容には大きな期待はしていなかったのですが、巧みに構成された標本、図版、撮影機材、解説などの展示には思わず引き込まれ、気が付けば1時間以上も見入ってしまっていたのでした。さらに、この特別展のために編纂された解説書も実に内容豊富で興味深く、さっそく購入して楽しみに読んでいるところです。

「「益田一と日本の魚類学」展」の続きを読む

只今リハビリ中

同居人 2013/06/29 奄美大島 

長い間更新が滞りましたが、昨年秋以来、腰痛→引越し→腰痛という流れでしばらくダイビングから遠ざかっておりました。一旦間を置くと気分的にも腰が重くなり、ついつい復帰も先送りになっていましたが、6月末の奄美大島からやっと再開することができました。

あまりのご無沙汰で海の神の怒りを買ったのか、復帰後はいまひとつ海況に恵まれず。奄美では強風のために短い日程がさらに短縮されて1日しか潜れず、2週間後には石垣島でリベンジの予定がもろ台風に当たるハメになってしまいました。というわけで、いまのところリハビリ程度にしか潜っていないのですが、少しずつブログのほうも更新していきたいと思います。

これだけ間が開くと、さかなの名前は思い出せないし(単に歳のせいという話も・・・)、カメラを持ってもピントは合わないは(単に老眼が進んだだけという話も・・・)、シャッターチャンスは逃がすは(単に反射神経が衰えただけという話も・・・)で、ロクな写真が撮れません。ここは、少し肩の力を抜いて、気楽に水中写真を楽しんでみるのもいいかな・・・ということで狙ってみたのが上の写真。希少種や珍しい生態を狙うばかりが水中写真の世界ではないなと、あらためて再認識したのでした。

悩む季節

オガサワラカイカムリ? 2012/7/16 石垣島

 

ここ数年、毎年この季節になると悩みの種なのが恒例の写真展「海で逢いたい」に出す写真のこと。腰痛でしばらく海から遠ざかったこともあり、その後も寄る年波のせいかなんとなく億劫で、結局2012年に海に行ったのは4回のみ。うち1回はビデオカメラしか持って行かなかったので、いいカットを選ぼうにも選べる写真がなかったのです。それでも、古い写真を引っ張り出して来るのはシャクなので、無理やり去年撮った中から数カットをひねり出してきました。大方洋二先生にも相談して、出展する作品は別の1カットに決めたのですが、残りのカットも未発表は未発表なので、この際在庫一掃。これを逃すと、永久に日の目を見ないことになりそうだし・・・。

 

これまではさかな、それもなるべく生態を感じさせる画像にこだわってきたのですが、これだけ潜った本数が少ないと印象的な生態シーンに出くわすチャンスがあるわけもなく、また少し気分も変えてみたかったので、あえてエビ・カニなども選んでみました。とは行っても元々さかな以外にはあまり興味がないので、ガイドさんが教えてくれたものをパシャパシャと撮っただけですから、「作品」などと威張れたものではありません。この通称ユキンコボウシガニもそんな被写体のひとつですが、掲載するに当たって改めて調べたら、最近オガサワラカイカムリという種らしいということが分かって、沖縄方面ではちょっとしたブームになっていたようです。結構いい加減に撮ったのでシャッタースピードの設定を間違えブレブレになってしまいましたが、偶然にも「顔」の部分だけしっかりピンが来ているので面白い結果になったと自己満足しています。しかし、大方先生はあまりピンと来なかったようなので、ボツ。。。

 

「悩む季節」の続きを読む

お手上げです

アオウミガメ 2012/09/22 八丈島

 

うーん、更新しなくっちゃ・・・と思いつつスランプが続きます。9月以来海にも行ってないし、更新するネタもないので当然といえば当然なのですが、最近潜ることへのややモチベーションが下がりつつあるので我ながら心配です。まあ、義務感で潜っても楽しくないだろうから、しばらく間を置いてみるのいいかもしれませんね。

らしくない?

サンゴガニ 2011年7月 石垣島

 

恒例のグループ写真展「海で逢いたいvol.16」は、2月16~19日「神戸展」(原田の森ギャラリー)を皮切りに、「東京展」3月16~21日に大崎のO美術館で開催されることになりました。昨年は震災の影響で夏に延期されたので「ついこの間提出したばかりなのにまた・・・」という感じでアタフタと写真選びに追われておりました。「作品」的な写真が撮れない私は、いつも発表する写真選びに四苦八苦するのですが、去年は珍しく「これは写真展用だ!」と思いながらシャッターを押していた写真がありました。それが上の画像で、高水温で白化したミドリイシの中にこれまた真っ白なサンゴガニ。被写体としてはもうお誂え向きというしかありません。

ところが、事前セケクト会に持ち込み、大方洋二先生に見てもらうと、なぜか反応がイマイチ。そうなると、撮っていたときは自信満々とはいえ、確かに時間が経ってみるとあまりインパクトを感じないような気にもなってきました。結局、「当て馬」として持っていった何枚かの中から選んで提出してきたのですが、上の写真はみんなから言わせると、「・・・らしくない」とのこと。「されば・・・」と下のヤシャハゼの写真も出してみましたが、やはり「私らしくない」という声が圧倒的です。

 

ヤシャハゼ。確かにありがちな写真だが・・・。

 

「じゃ、どういうのが「・・・らしい」写真なのよ!? と、いささか口を尖がらして聞いて見ると・・・。

 

「らしくない?」の続きを読む

忍法木の葉隠れ

カニの一種 2011/12/12 奄美大島

動画を見る (mp4 4.28MB)

あけましておめでとうございます。年末年始となんとなく落ち着かず、12月の奄美大島ネタも年をまたいでしまいました。

砂地の上を、波も流れもないのに葉っぱが流されて行きます。それもユラユラというふうではなく、一直線にまるで意思でも持っているかのように・・・。それもそのはず、葉っぱの下には小さなカニが隠れていたのです。というか、カニが葉っぱを背負って歩いていたというほうが正解なのですが・・・・。

背中に海藻をつけたり、あるいは自分が木の葉に擬態するカニは見たことがありますが、こんなカニははじめて見ました。葉っぱを持ってひっくり返すと、それでも必死にしがみついていて、水の動きで裏返しになってしまうと、腹筋運動のように起き上がって元に戻ります。さんざん弄ばれてもついに葉っぱを手放すことはなく、解放されるとそのまま葉っぱを背負っていずこかへと去って行きました。

「忍法木の葉隠れ」の続きを読む

乗り継ぎ待ち

アシビロサンゴヤドリガニ 2011/10/15 石垣島

アシビロサンゴヤドリガニ 2011/10/15 石垣島

 なんとか予定通りに潜って、現在那覇空港で乗り継ぎ待ち。退屈なので、石垣島で撮った画像をアップしてみました。便利な時代になったものです。

 画像はサンゴの表面にある小さな亀裂にスッポリ収まっている小さなカニ。幅は5mmから8mmぐらいでしょうか。あまりに小さく、そしてあまりに穴にはまりきっていたため、最近まであまり気づかれずにいたようです。柏島あたりで話題になりちょっとしたブームになっているようですが、その気で探せば結構普通にいるみたい。

 いずれにしても、よくよく見れば、色もきれいで、表情もかわいいカニですね。

ウツボのツボ

ドクウツボとアカシマシラヒゲエビ 2011/07/15 石垣島

ドクウツボとアカシマシラヒゲエビ 2011/07/15 石垣島

 こう猛暑が続くとカラダがダルくて、足ツボ・マッサージでも受けたい気分ですが、アカシマシラヒゲエビのクリーニングを受けて「あー、そこそこ」みたいな風情のドクウツボ。

 大きなハマサンゴの下に口を開けた空洞は、アカシマシラヒゲエビのクリーニングステーションになっていて、狭いところにアザハタなどデカいさかなもよく掃除してもらいにやってきます。そんなところに、頭とカメラを突っ込んで写真を撮るわけですが、そうするとエビは警戒して奥に引っ込んでしまい、クリーニングを受ける側と両方を上手く一画面に入れるのには結構苦労するのです。

 そんなわけで、他の人がマニアックなマクロものを撮っている間ぢゅうウツボと格闘することになるんですが、沖縄まで来て何やってるんだろう、オレ?

 さて、明日は久々に伊豆です。ビーチエントリーちゃんとできるだろうか?

ノビてる

フタイロカエルウオ 2011/5/5 石垣島

フタイロカエルウオ 2011/5/5 石垣島

 いや、こう暑くなると何もする気が起こりません・・・って、それとなく更新停滞の言い訳なんですが。

 節電のせいでエアコンもあまり効果ないし、ここはグダーッと冷たい床にでも寝そべって、暑さをやり過ごすぐらいしかしようがないのですが、海の中でもグダーッとなっている方を約1名発見。 別に暑がっているわけじゃないんですが、結構神経質で、目があっただけで巣穴に引っ込んでしまうフタイロカエルウオなのに、中にはこんなユルいのもいるんですなぁ。フタイロカエルウオは嫌いじゃないのでよく撮るのですが、稀にいる神経の図太い個体は、極端に無警戒なところがあるように見えます。

こちらの方もノビてます。

なんとかしてくれぃ・・・

 こちらの方は本当に暑さでノビております。