カテゴリー「今週のさかな」に含まれる記事一覧

スジコバン

スジコバン 08.26.2007 八丈島

コバンザメの一種スジコバンはこれまで2回、伊豆と八丈島で出会っていますが、いずれもウミスズメについていました。魚類写真資料データベースの画像にはサザナミフグについているものが掲載されているので、どうやらフグ類がお気に入りのようです。3回めの出会いとなった今回は、同じフグでもハリセンボンについていました。表面がスベスベな他2種ならひっつきやすいと思われますが、棘だらけのハリセンボンだとどうなのでしょう? 以前見たウミスズメは、どうもスジコバンがうっとうしいらしく、落ち着きなく泳ぎ回っていました。しかし、今回のハリセンボンは冷水塊のせいでその気力もないのか、岩の窪みでジッとしていました。もし、スジコバンを追い払いたいなら、ちょっと膨らんで棘を立てれば簡単のようなものですが・・・・。おかげで、動き回らないスジコバンをじっくり撮影できたので、冷水塊も悪いことだけではないようです。

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ハオコゼ

ハオコゼ幼魚 2007.08.11 伊豆海洋公園

ハオコゼはとくに珍しいさかなという訳でもないのでしょうが、なぜか伊豆海洋公園ではあまり見た記憶がありません。とくに探したりもしないので、居ても気づかないだけなのかもしれませんが、富戸や大瀬の砂地では普通に見ているので、IOPには少ないものと思い込んでいました。この日、送り出しにヒメテグリが出ているという話だったので、岩という岩を手の平で撫ぜるようにしながら、「動くもの」を探していたところ、海藻の陰に「動かない!」小さなものを発見しました。フサカサゴの仲間の幼魚だと思ったのですが、全長は1cmちょっとという極小サイズだったので、老眼の入った身としては最初から種類を見分けようなどとは思わず、とりあえずマクロレンズをつけて撮影しました。そのうち被写体が海藻の陰に隠れてしまったのでそっと指先で追い出してみたりもしたのですが、後で画像を調べたらこれがなんとハオコゼの赤ちゃん! 厚いグローブもしていたし、敵も小さかったのでよかったですが、まあ毒のある背鰭に触れなくて幸いでした・・・。それはともかく、このサイズのハオコゼは初めて見ましたが、なかなか可愛いものです。そうそう、そしてこの日は-20mの砂地でも成魚のハオコゼも見ました。やっぱり気づかなかっただけで、IOPにも結構居るものなのですね。(笑)

アオスジモンガラ

アオスジモンガラ 07.22.2007 八丈島

八丈島ならでは・・・というさかなはいろいろ居ますが、ユウゼンと並んで代表的なのがナメモンガラでしょう。外洋に面した中層には、それこそ無数のナメモンガラがヒラヒラと泳いでいますが、何回か八丈島に来たことのあるダイバーならまず目もくれません。しかし、シルエットはまったく同じでも、よくよく見ると別種のホシモンガラなどが混じっていることがあるので、油断は禁物です。オスは頬の部分がひげの剃り跡のように青いので、とても印象的なホシモンガラですが、さらに珍しいスジナメモンガラ、そしてこのアオスジモンガラと出会うことができれば幸せ度は一挙に倍増です。深場で減圧を出してしまったために、皆より少し早めに中層まで上がってきたとき、すぐ近くに見慣れないモンガラが泳いでいました。尾鰭が黒く縁取られているのが目につきましたが、これは水中での色で実際は赤い縁取りです。そして、名前の由来になった体側中央の青光りする筋と、頬の部分に数本ある青い帯・・・。小笠原、八丈、沖縄の一部でしか見られない稀種です。逆光ぎみだったので画像はいまいちですが、魚類写真資料データベースにもロクな写真は載っていないぐらいなので、まあ仕方ありません。ナメモンガラもバカにしなければ、たまにはこんないい出会いがあるものなのですね。

アゴアマダイの仲間

アゴアマダイ科の一種 07.08.2007 伊豆海洋公園

動画を見る Windows Media 4.62MB

伊豆海洋公園でもジョーフィツシュが見られることはあるようですが、結構シャイなヤツが多いようでなかなか狙って見られるものではありませんでした。しかし、最近話題になっている子はずいぶん人慣れしているという噂なので、リクエストして見に行ってきました。噂にたがわず、少しぐらい近づいてもまるで引っ込む様子はなく、最初のうちは恐る恐る近づいていたのですが、最後はかなり間近でライトを当ててもまったく気にする様子はありません。それどころか、少しずつ身を乗り出すようにしてくるので、背鰭の斑紋までしっかり確認できました。と、なると種を特定するポイントになるのではないかと検索図鑑に当たってみたのですが、背鰭に黒斑があるのはニラミアマダイのみ・・・。とは言え、まだ解明されていない新種も多そうなので、それだけではなんとも言えないところです。初島などで見られる種類よりはかなり小さく、黄金崎なとで見られる「鉛筆サイズ」よりはやや大きい気がするのですが、体色はどちらにも似てるような似てないような。。。。 さて、キミは一体誰?

タテガミカエルウオ


タテガミカエルウオ 06/30/2007 八丈島

およそ40日ぶりに海に行けたので、とり急ぎずっとそのまんまだったトップページの「看板」を架け替えなくては・・・・と、眠いのをガマンして必死でキャプチャ作業しました。(笑) 冷水塊もやっと過ぎ去って水温26℃まで回復した八丈島、あちこちで産卵&卵守りが見られますが、タイドプールの岩の裂け目ではこのタテガミカエルウオが卵を守っていたようです。「・・・ようです」というのは頼りなさげな表現ですが、どうやら卵は亀裂のだいぶ奥に産みつけられていたようで、卵じたいは確認できなかったのです。しかし、ふだんなら顔を合わせたその瞬間隠れてしまうようなこのさかなが、こうしてマクロ・コンバーターまで装着するほど接近できるということは、よほどその場に執着があるということですから、まず卵を守っていたとみて間違いはないでしょう。瞬間勝負のカメラならともかく、ある程度の時間はとり続けていなければならないビデオで撮影できることじたい珍しいことですが、今回はそれだけでなく少し離れると惜しげもなく全身まで見せてくれました。

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ヒレグロベラ

ヒレグロベラ幼魚 2006.04 八丈島

うぅ~っ、6月に入ってまだ1回も潜っていません。潜り方を忘れてしまいそう・・・・。そういえばさかなの名前なんかもボロボロ忘れはじめていて、つれづれに古い写真を見ていたらこの画像を見つけて考え込んでしまいました。ファイル名にはhiregurobera.jpgと書いてあるけど、こりゃどう見てもキツネベラだなよな~・・・・なんて、昔調べたことなどすっかり忘れて、念のため調べなおしてみたらやっぱりヒレグロベラ! まあ、ヒレグロは成魚も幼魚も沖縄あたりじゃないとなかなか見ないので、忘れてしまうのも無理はないと言いたいところだけど、我ながらヤキが回ったものです。(汗) そういえば、これを見たとき親方が「キツネベラの幼魚は黒いパンツはいているけど、ヒレグロはどうたらこうたら・・・」言っていたような気がするなぁ。あれ? ヒレグロは何はいていたんでしたっけ?

タスジウミシダウバウオ

タスジウミシダウバウオ 2007.05.20 伊豆海洋公園

 伊豆海洋公園で見たのはたしか初めてのような気がします。で、「タスジ」なのか「ウミシダ」なのかよく分からず、「どっちだっけ?」という話になったのですが、調べ直してみたら「タスジウミシダウバウオ」でした。別に「ウミシダウバウオ」というよく似た種類がいるのですが、それが頭にあったので「タスジ」には「ウミシダ」は付かないものと思い込んでいたのです。こうしてみると、確かにウミシダについているからそれでいいんですが。。。(笑)  この画像はビデオ画像からキャプチャしたのですが、モニターに写る画像では背景のウミシダの色といいボケ具合といい、大画面で見るのが楽しみな仕上がり。しかし、静止画を切り出してみるとやはり画質がいまひとつでした。 後で待っている人に気兼ねして動画だけで切り上げてしまったのですが、ここはやっぱり静止画モードでも押さえておくべきだった・・・と後悔しきりです。

キタマクラ

kitamakurapair.jpg

キタマクラ 2007.03.04 赤沢

 さあ、困りました。表紙の画像もそろそろ半月あまり放ったらかしだというのに、懸け替えるべき画像がありません。海にもあまり行けてないのですが、ここ3回ぐらいは新しいビデオカメラに慣れるのに悪戦苦闘中で、絵づくりまでは気が回らなかったせいでしょう。仕方ないのでちょっと前に撮った画像を引っ張り出してきました。それもキタマクラ・・・。(^^;; 春になると、2cmぐらいの通称「マメマクラ」が現れて、ふだんは不人気のキタマクラも、多少は「かわいいッ!」などと声のかかることもあります。この画像はそこまで小さい子ではありませんが、4~5cmぐらいの小ぶりなメスが10匹ほど、寒さをしのぐかのよう岩の裂け目で寄り添っていました。これも、水温の低い季節の風物詩ですが、全体を撮るには集団がまばらで絵になりません。しかし、こうしてアップにしてみると、キタマクラもなかなか表情があってかわいいものですね。あんなにウジャウジャいなければ、そしてあんな不気味な名前がつけられさえしなければ、もしかしてアイドルになれたかもしれないのに・・・・。

マトウダイ


 全国的にゴールデンウィークとあって、海外や沖縄方面に足を伸ばしているダイバーも多いことでしょう。そのせいか、伊豆海洋公園などはいつもの週末よりもダイバーの数が少ないぐらいのガラガラ状態。そんななか、暖かい南の海にも行かず、水温16℃、透明度8m、浮遊物いっぱい・・・の海に潜る奇特なダイバーを迎えてくれたのが、全長3cmほどのチビ・マトウダイです。マトウダイは成魚を見ても結構うれしいものですが、このサイズとなるとうれしさも倍増というものです。水深25mの砂地を漂う姿は、近くで目を凝らして見るまではさかなとも思えない不思議なカタチ・・・。「タコ? イカ??・・・」と見つめていて、突然「マトウダイ!!」と理解したときの喜び、分かるかなー。
動画を見る Windows Media 9.05MB

アヤメカサゴ

アヤメカサゴ 2007.04.08 伊豆海洋公園

うぅ~っ、ネタはいっぱいあるのだが、画像を整理するヒマがない・・・・ということで、更新滞っております。などと言い訳しつつ、そういえば久しぶりにご対面したアヤメカサゴです(単にIOPが久しぶりだっただけ!)。ほかの海ではどうか知りませんが、伊豆海洋公園では水深30mぐらいでよく見かけ、さほど珍しいものというわけでもありません。しかし、カサゴらしからぬ(?)美しさから、出会えば必ずカメラを向けてしまうさかなのひとつなのです。話は逸れますが、この画像はビデオカメラからのキャプチャです。水没させてしまったHC1に較べると今度のHC3は静止画がかなりクリアになりました。これは動画からの切り出しですが、静止画モードにすればさらに解像度も高くなります。まだまだデジカメなみとまでは言えませんが、いずれビデオとカメラの境界はなくなっていくのかもしれませんね。