鶏アタマ その2


 人の顔を覚えるのが苦手です。とくに女性は髪型とかお化粧により、その時その時で印象が変わるので、余計分かりにくくなります。さらに顔立ちの整った美人は、気になる部分が少ないのでその分覚えにくい。女優さんの名前をなかなか覚えないのも、単にドラマを見ないからというだけではないのかもしれません。つい先日も何回も海で会っている方を初対面だと勘違いして恥をかいたのですが、まぁ、それもその方が美人だったから・・・と言えば許されるかな?(^^;;


 ところで、何回逢っていても忘れてしまうのは女性だけとは限りません。さかなも特徴をすぐ忘れてしまうから、以前に調べて判ったつもりの種でも、しばらくすると同じように混乱してしまったりします。3年前に伊豆の赤沢で見つけた、頭の皮弁がちょっと変わった印象のコケギンポ。こちら方面ではあまり見ない「イワアナコケギンポ」ではないかという話になり、一生懸命調べた結果、眼上皮弁の本数からコケギンポ、アライソコケギンポ、シズミイソコケギンポのいずれかということになったのでした。ところが、先日、またしても同じようなコケギンポを見つけて「イワアナではないか?」という話になり、前に調べたこともすっかり忘れて図鑑などを繰り始めたのです。結果、同じようにして「イワアナではない」との結論に達し、「そういえば、前にも調べたよなぁ・・・」と思い出す始末。今回は、鰓蓋の辺りまで写っていたので、黒点がないことを確認し「ザ・コケギンポ」だろう、というあたりまで判ったのはよいのですが・・・。
 検索図鑑を紐解くと、コケギンポの仲間を見分ける最初のポイントは、眼上皮弁が1列のグループか2列のグループかということ、そして、もうひとつのポイントは、背鰭の先のほうに黒斑があるグループかないグループかということ。ところが、今回のこの個体は、眼上皮弁は1列でコケ、アライソ、シズミイソの特徴なのに、背鰭の黒斑はなく、トウシマ、イワアナ、ハダカのグループの特徴と一致するのです。おいおい・・・。おそらく、背鰭の黒斑は状況によって消えるか、標本でないと出ないのだと思われますが、まぁ、とにかくややこしい。こんなことじゃあ、また1、2年後に同じことを調べることになるんでしょうね。(笑) (4/11記)



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