スミツキトノサマダイ

スミツキトノサマダイの幼魚 09.22.2007 奄美大島

愛くるしい幼魚はフィッシュ・ウォッチャーにもフォト派にも人気ですが、周囲のダイバー仲間にはスズメダイ好きが多いせいか、チョウチョウウオの幼魚はさほど人気がないように思えます。ちょっとその理由を考えてみたのですが、ひとつにはチョウチョウウオの場合体色などが成魚とほとんど変わらないので、親子でまったく見かけが違うことの多いスズメダイのような「謎ときの面白さ」に欠けること。そして、眼の部分に黒い横帯が通る種が多いので、幼魚のチャームポイントである「つぶらな瞳」が目立たないことにも人気薄の理由がありそうです。眼を隠す効果をもたらす黒帯は、敵に対して前後方向を分かりにくくするとか、大事な眼への攻撃を避けるためなどという防御上の理由から進化したと言われていますが、サングラスをかけたような顔は確かに愛嬌には欠けるかもしれません。そんななか、このスミツキトノサマダイの幼魚は、眼の縁に白い線があるために、表情も豊かでなかなかチャーミングではないですか。


トノサマダイ幼魚と同居するスミツキトノサマダイ幼魚

このスミツキトノサマダイ、小さなサンゴの中で2匹のトノサマダイ幼魚と同居していました。こうしてみると、黒帯と眼の周りに白い縁取りのないトノサマダイとは、ずいぶん顔の印象が違うように見えます。それにしても、斑紋の黒いほうが「スミツキ」という感じなのに、なんで名前は逆になっているんでしょうね?



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