美尻で魅惑

タテジマキンチャクダイ 01/14/2008 奄美大島

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MPEG4 3.4MB

人間さまの場合、お尻を追いかけまわすのは男というのが相場ですが、さかなの中にはメスがオスのお尻を見てクラクラッと来る場合もあるようです。タテジマキンチャクダイは、同じタテジマヤッコ属の中ではオスとメスの体色があまり変わらないほうですが、それでもオスにはひと目で分かる特徴があります。長く糸状に伸びる尾鰭がそれで、オスだけの特徴ということは当然メスに対するセックスアピールと言うことになり、これを器用に使って求愛などのディスプレイを行います。
中層を泳ぎ回るオスは、メスを見つけるとその直前に回りこみ、まず「ラテラル・ディスプレイ」という体側誇示行動を行います。身体を斜めにに傾けてメスに覆いかぶさるようなポーズはレンテンヤッコなど他のキンチャクダイにもよく見られるものですが、タテジマヤッコの場合はその後すぐにメスの顔のすぐ前で長い尾鰭をブルブルと震わせるのです。
動画を見ると、オスはまだメスがすぐ後にいるのに尾鰭のブルブルを止めてしまい泳ぎ去っています。この状況はメスが乗ってこないのであきらめた・・・というより、縄張内のメスに対する挨拶行動だと思われます。昼間のうちはこうして縄張り内の何匹かのメスを代わる代わる訪問し、他のオスのところに行ってしまったり、性転換してオスになってしまわないよう、示威行動を行っているのです。夕方には産卵が始まるのですが、それにしても1日中こうしてディスプレイを続けなければならないとは、モテるオスも結構辛いものですね。



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