寒い国から来たスパイ

ヒメクサアジ 04/13/2008 八丈島

まだ「冷戦」華やかなりし時代の名作スパイ小説が、ジョン・ル・カレの「寒いの国から来たスパイ」です。ソ連崩壊後はそんなスパイもあまり元気がなかったようですが、KGB出身のプーチンが権力を独占するロシアでは、復活の兆しもあるようで・・・。で、そんなに物騒なヤツではないのですが、八丈島でもときどき「寒い国」からスパイがやってきます。親玉格がニタリという大型のサメで、007に出てくるロハート・ショウという役どころ。反対に外見は冴えないけど実力は申し分ないというのがヨリトフグ。いずれもダイバーが恐れる冷水塊とともに深場から上がってくるさかなで、彼らの姿を見かけると夏でも水温が15℃を切ろうかという、有難くない海況が続くことになります。写真のヒメクサアジも、そんな冷水塊からの使者なんだそうで、僕は初めて目にしたので大喜びだったのですが、エキジット後別の場所に潜っていたガイドさんに嬉々として報告したら、すっごく嫌な顔をされてしまいました。。。(^^;;



全長は40cmぐらいはあろうかという大きなさかななので、マクロレンズでは1匹だけ全身を撮るので精一杯でしたが、ずっと仲良くペアで泳いでいたので無理矢理引いて撮ったカットです。残念ながら1匹のほうの背鰭の棘がちぎれてしまっています。しかし、その後八丈島の水温が下がったという情報は入って来ないので、とりあえずひと安心。スパイはこっそり偵察だけ済まして「寒い国」へと帰って行ったのでしょうか?



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