狂い咲き

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サクラダイ 03/21/2009 赤沢

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今年は暖冬で桜の開花が早まるという予報でしたが、時ならぬ寒波の襲来で横浜の桜はやっとチラホラ蕾が開き始めたというところです。伊豆高原の桜並木も、先週はまだまだという感じでしたが、なぜか駅周辺だけは2月中旬に開花し、すでに散ってしまっています。伊豆には河津桜とか大島桜など早くから咲く種も多いのですが、見る限りは普通のソメイヨシノのようで、やはり一種の狂い咲きなのかもしれません。

さて、伊豆では海の中でもサクラが狂い咲いています。ふだんは水深30m以上の深場で見られるサクラダイが、今年はなぜか水深10m以下の浅場でもたくさん見られるのです。伊豆海洋公園のように深場にはいつもいる所だけでなく、富戸とか赤沢のように、サクラダイがほとんどいない場所でも普通に見られるのですから、これはやはり異常といえるでしょう。と、なると、「なぜ?」という疑問が沸いてくるのは当然です。皆でいろいろ考えるのですが、どうもこれという理由が見当たりません。まずは、水温などの関係で大量発生し浅場まで進出してきたのかと考えるのが普通でしょうが、聞いたところではとくに深場でサクラダイが爆発しているということもないようなのです。

sakuradai2-2.jpgどう見ても水深35mの光景だけど・・・・

こうなると、水深以外の要素も考えなければなりませんが、面白いことに静岡の三保では、湾内の水深5mぐらいの場所で普通にサクラダイが見られるそうです。赤沢もドロドロというほどではありませんが、内湾的な環境ではあるので、サクラダイは案外泥っぽい場所を好むのではないかとも考えられますが、どうなのでしょう? それにしても、さして底質が変わったとも見えないのに、「なぜ今年に限って・・・」という疑問は残ります。

浅場のサクラダイは、メス、あるいはメスにもなっていない若い個体ばかりですが、果たして水温が高くなるまで生き残り、オスに性転換するものも出てきて、繁殖なんかしちゃうのでしょうか? 地元ガイドさんによると、これでも一時よりだいぶ少なくなったということなので、先行きが少し心配です。

ところで、ビデオを見ていて気づいたのですが、サクラダイが群れを成していた場所の岩陰には、なぜかウツボがいます。これもなにか理由があるのかなぁ?



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