たいやきとの再会

アイランド・グレゴリー 2012/9/22 八丈島

 

2004年頃だったでしょうか。まだ元気いっぱいで八丈島に通っていたころ盛り上がったのが、当時はまだよく解明されていなかったクロソラスズメダイ属の未記載種です。英名で言うアイランド・グレゴリー(Stegastes insularis)がそれなのですが、あれから何年も経っているのにいまだに和名がついていません。ウワサによると専門家の研究もだいぶ進んでいるようなので、「日本人」になるのもそんなに先の話ではないのかな? いったん分かってしまうと奄美大島など別の場所でも見つかり、その後はあまり気にもしていなかったのですが、今年の八丈島ではかなり多くの幼魚が見られ、久しぶりにカメラを向けてみました。しかし、あまりに久しぶりなのでフチドリスズメダイとの差が思い出せん・・・。

 

胸鰭の付け根にある黒斑が特徴のフチドリスズメダイ

 

アイランド・グレゴリーとは近似種のフチドリスズメダイは写真で見れば一目瞭然。胸鰭基底部の黒い斑紋と、背鰭前端の黄斑に気づけばすぐにそれと分かります。ただ、幼魚は3cmぐらいしかなく、暗い岩陰をチョロチョロと泳ぎ回っているので、その場では意外にその差を見分けにくかったりもします。沖縄の明るい海に慣れてしまったせいか、岩の色が黒っぽい八丈島に来ると思いのほか老眼が進んでいることに気づき、愕然としてしまいます。

 

こちらはおなじみのセダカスズメダイ

 

クロソラスズメダイの仲間は、成魚になるとスズメダイとしてはうすらデカく、幼魚ほど種ごとの特徴も目立たなくなってきます。大きさといい、形といい鯛焼きのようなので、仲間内ではこれらを「たいやき」と呼んでいました。今回は久しぶりのたいやき三昧となりましたが、恥ずかしがりやの幼魚をカメラで捉えるのはなかなか骨が折れます。

 



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