悩む季節

オガサワラカイカムリ? 2012/7/16 石垣島

 

ここ数年、毎年この季節になると悩みの種なのが恒例の写真展「海で逢いたい」に出す写真のこと。腰痛でしばらく海から遠ざかったこともあり、その後も寄る年波のせいかなんとなく億劫で、結局2012年に海に行ったのは4回のみ。うち1回はビデオカメラしか持って行かなかったので、いいカットを選ぼうにも選べる写真がなかったのです。それでも、古い写真を引っ張り出して来るのはシャクなので、無理やり去年撮った中から数カットをひねり出してきました。大方洋二先生にも相談して、出展する作品は別の1カットに決めたのですが、残りのカットも未発表は未発表なので、この際在庫一掃。これを逃すと、永久に日の目を見ないことになりそうだし・・・。

 

これまではさかな、それもなるべく生態を感じさせる画像にこだわってきたのですが、これだけ潜った本数が少ないと印象的な生態シーンに出くわすチャンスがあるわけもなく、また少し気分も変えてみたかったので、あえてエビ・カニなども選んでみました。とは行っても元々さかな以外にはあまり興味がないので、ガイドさんが教えてくれたものをパシャパシャと撮っただけですから、「作品」などと威張れたものではありません。この通称ユキンコボウシガニもそんな被写体のひとつですが、掲載するに当たって改めて調べたら、最近オガサワラカイカムリという種らしいということが分かって、沖縄方面ではちょっとしたブームになっていたようです。結構いい加減に撮ったのでシャッタースピードの設定を間違えブレブレになってしまいましたが、偶然にも「顔」の部分だけしっかりピンが来ているので面白い結果になったと自己満足しています。しかし、大方先生はあまりピンと来なかったようなので、ボツ。。。

 

カゲロウカクレエビ 2012/9/22 八丈島

 

八丈島で与えられた被写体はカゲロウカクレエビ。撮っているときはきれいなエビ・・・ぐらいにしか思っていなくて、そのまま放置していたのですが、これも今回調べてやっと名前と顔が一致しました。カゲロウカクレエビっていう名前はよく聞いていたけど、この人のことだったのね。。。 背景のボケが美しくて、撮影直後モニターでチェックしたときは「やった!」と思ったのですが、後から拡大してみたら残念ながら目のピンが少し甘くて、ボツ。。。

 

ナマコマルガザミ 2012/7/15 石垣島

これまた石垣島で撮らせていただいたナマコマルガザミ。撮りやすいようにナマコの上にセットされ、「どうぞ!」という感じでシャッター切ったのですが、苦労しないで撮った写真はイマイチ思い入れが浅く・・・。この個体、ホストの黒いナマコに合わせて体色も黒くなっているという説をネットで見たのですが、同じ個体が体色を変化させるのでしょうか? ナマコマルガザミの黒バージョンも最近はちょっとしたブームだったようです。ナマコの黒と、背景のオレンジの対比が鮮やかだと思ったのですが、ちょっとグロテスクという声もあり、ボツ。。。

エビ・カニでもウミウシでも、教えてもらったものはとりあえず撮るのですが、さかなほど興味がないがために、撮ったことも忘れていたなんてこともしばしば。後から調べてみると結構「旬」の被写体だったりして、見る人が見れば喜んでもらえたはずなのでしょうが、ガイドさんにも張り合いがなくて申し訳ないことです。

 

■写真展「海で逢いたいvol.17」 3/15(金)~20(祝) 東京・大崎 O美術館

http://umideaitai.f-web.jp/info.html



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