目立ちすぎ

ナミスズメダイの卵保護 2013/06/29 奄美大島

ナミスズメダイの卵保護 2013/06/29 奄美大島

 

話はかなり古くなりますが、6月に奄美大島に行ったときの話です。引っ越しやら腰痛やらで久々のダイビングだったこともあり、まずはカンを取り戻そうとのんびり潜っていたところ、浮きボンテンのロープの周りをうろうろしているナミスズメダイが目につきました。その動きから「これは卵を守っているな・・・」と思い近寄って行くと、ナミ君、そそくさとその場から逃げていきます。クラカオスズメダイなどもそうですが、この仲間は身体がうすらデカいわりには小心者で、ダイバーに突っかかって来るようなことはまずありません。2メートルぐらい離れたところからこちらの様子を見守るばかり。それにしても、海底から真っ直ぐ立ち上がるロープの産卵床はいくらなんでも目立ちすぎです。「ここに卵あります」と宣言しているようなものですから、卵を守るという観点からはいかがなものか・・・という気もしないではありません。

 

産みつけられて間もなさそうな透明の卵。

 

心配そうな親には少しガマンしてもらって、卵をクローズアップ撮影してみました。ロープの縄目に沿って出っ張ったところだけに卵が産みつけられているので、白っぽい卵がらせん状になっています。これ、産卵しているところを見られたら結構面白い光景だったでしょうね。メスはロープの周りを回りながら、上か下へと移動していったのでしょうか? するとオスはロープの横を泳ぎまわりながらチョコっと腹をこすりつけるように放精? しかし、よく考えるとこんな無防備な環境で産卵行動をするなんて、捕食者にしてみればお誂え向きのごちそうでしかありません。そんな危険を犯してまでもこのオスを選んだメス、よっぽど魅力的なパートナーに思えたのでしょうね。



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