対決?

ホンソメワケベラ 2013/11/03 初島

ホンソメワケベラ 2013/11/03 初島

いろいろあって伊豆でのダイビングはずいぶんとご無沙汰になりましたが、お誘いを受けたのを機に思い切って復帰しました。ただし、いつもの伊豆海洋公園エリアではなく、熱海沖に浮かぶ初島です。しばらく沖縄や奄美でしか潜っていなかったので、伊豆のさかなは名前を思い出すにも一苦労。それでも、久々に見る温帯種のさかなはかえって新鮮で、思わずたくさんシャッターを切ってしまいました。今回最も印象的だったのはホンソメワベラの行動で、ペアが中層を絡みながら泳いでいるのでてっきり最初は産卵行動かと思ったのですが、どうも様子がおかしいのです。

産卵時のようにループを描いて上昇しない。

産卵時のようにループを描いて上昇しない。

まずペアの大きさですが、繁殖するオスとメスであれば大きさがかなり違うことが多いのですが、このペアはほとんど同サイズです。泳ぎ方も産卵の時ならゆっくりとしたものですが、今回のはやたらに動きが激しく落ち着きがありません。そして、岩から離れて中層まで泳ぎ上がっても産卵時に見られるようなループを描くこともなく、延々と追いかけっこをしていました。これらの様子から、これは繁殖や求愛行動ではなくオスとオスとの争いであると思ったのですが、もうひとつの可能性としては最上位のメスがオスなみのサイズまで成長し性転換しようとしているところを、縄張りを奪われると危惧したオスがそうはさせじとプレッシャーをかけていた可能性です。

ホンソメワケベラの産卵は何回か目撃したことがありますが、このように争いをしているのを見た記憶はあまりありません。久々の伊豆で貴重なシーンに出会うことができました。



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