カラフル伊豆!

ヒメゴンベ 2013/11/3 初島

ヒメゴンベ 2013/11/3 初島

ほとんど伊豆専門ダイバーだったころ、沖縄や海外を中心に潜っているダイバーから「伊豆は寒くて地味だから・・・」とよく言われたものです。南の海を知らない身としては「そうなんだろうなぁ・・・」と思うしかなかったのですが、最近のように沖縄方面でばかり潜っていると、久々に潜った伊豆の海は決して「地味」ではないことがよくわかりました。確かに、さかなの種類は沖縄のほうが圧倒的に多いし、カラフルなさかなも多いのですが、「背景」まで含めての印象ではソフトコーラル類が多い伊豆のほうが遥かに色彩豊かなのです。

マツバスズメダイも背景しだいでさらに引き立つ

マツバスズメダイも背景しだいでさらに引き立つ

沖縄に通っていると、ついつい珍しいさかなを探しては図鑑のような写真を撮って満足してしまうのですが、久しぶりに伊豆の海にカメラを持ち込んでみると、見慣れたさかなでも背景によってさまざまな表情を見せてくれるので、撮影そのものが楽しく感じられます。最近マクロレンズでの撮影はややマンネリ化してスランプぎみだったのですが、たまには環境を変えてみるのもよいものです。

ヤギ類に潜むイソカサゴたち

ヤギ類に潜むイソカサゴたち

同じ伊豆でも、伊豆海洋公園や富戸などで見るイソカサゴは、カイメン類についていることが多いのですが、沖合に浮かぶ初島ではなぜかヤギ類についているのがよく見られます。何回か撮ればあとは「猫またぎ」状態になりがちのイソカサゴですが、背景が変わるとまた新鮮で、いろいろ試しながらたくさんシャッターを切ってしまいました。

なぜかヒメゴンベがいっぱい

上の写真とは別個体のヒメゴンベ

ところで、トップの写真のヒメゴンベですが、ひと昔前まで伊豆ではよく似たミナミゴンベが圧倒的に多かったように記憶しています。秋の季節来遊魚シーズンになると、たまにヒメゴンベが混じったりして大騒ぎしたものでした。ところが、今回の初島では大小取り混ぜヒメゴンベのほうが断然多かったのです。南の島ではヒメゴンベが普通に見られるし、図鑑などにも主要な生息地は沖縄・小笠原などとなっているので、温帯に多いミナミゴンベに対してやや熱帯性なのがヒメゴンベという理解でしたから、これはちょっと意外な感じでした。初島の環境が特殊なのか、それともしばらくご無沙汰しているうちに伊豆が熱帯化してきたのか、ちょっと気になるところです。



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