疑似産卵?

産卵床を準備するセジロクマノミ 2014.08.23 奄美大島

産卵床を準備するセジロクマノミ 2014.08.23 奄美大島

ミステリーサークルで粘って、ボートがアンカーされている近くの根まで戻ってくると、セジロクマノミのペアがなにやら怪しい雰囲気。メスは大きなお腹を岩肌に擦りつけ、産卵しているかのようです。しかし、しばらく見ていても岩肌に卵が産みつけられる様子は一向に見られず。「クマノミは産卵の練習」をするというような話を聞いたことがありますが、果たしてこれは疑似産卵なのでしょうか? よくよく見るとメスのお腹には生殖突起(産卵管)も確認できます。産卵と違うところと言えば、オスもお腹を擦りつけて放精する様子が見られないことでしょうか。

オスがイソギンチャクを突いていた

オスがイソギンチャクを突いていた

さらに様子を見ていると、おもにオスが盛んにイソギンチャクの生え際あたりを口でつついています。こうしてイソギンチャクを縮ませて岩肌を露出させ、産卵床を準備しているのです。メスもたまに岩をつついたりもしますが、いかにも産卵のリハーサルでもしているかようにお腹を擦りつけ続けていました。メスのこのような行動がどういう意味を持つのかは分かりませんが、もう少しエアが残っていれば産卵の開始も確認できたかもしれません。残念といえば残念ですが、クマノミは産卵行動を長く続けることが多いため比較的産卵中を観察する機会は多いのです。ある意味、産卵直前の行動を見られたのは貴重だったのかも・・・、と思って自分を慰めるしかないか。

動画は以下のリンクからどうぞ。



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