プロの価値

シマキンチャクフグ 2010/06/13 奄美大島

シマキンチャクフグ 2010/06/13 奄美大島

 今回の奄美大島ではプロ写真家の大方洋二先生とご一緒することができました。同じポイントで同じ時間に潜るのですから、上手い下手は別としても同じような被写体が撮れていてもよさそうなものですが、後で撮影したカットを見せていただくとこっちはまるで気づいていなかった生態シーンがたくさんあるのです。大方先生とは呑み会でご一緒する機会のほうが多いので、失礼ながらつい親しみやすいシニアダイバー仲間・・・・のような気になってしまうのですが、こうして久しぶりにフィールドでご一緒すると、改めて「プロだなぁ・・・・」と思い知るのでありました。

simakinchaku2

睨み合い

? ボートからエントリーすると先生は自分の被写体を求めて別行動になることが多いのですが、その後、シマキンチャクフグが2匹対峙しているのを見つけました。周囲を見回すと誰もいないので、シメシメとばかり近づき、成り行きを見守っていました。2匹はお互いの後から攻撃をかけようと巴状にクルクルと回転したり、1匹が引くとすかさずもう1匹が追撃したりと駆け引きを繰り返していましたが、ついに噛み付き合いの闘いが始まりました。「これはいいものが撮れた・・・」と意気揚々でエキジットしたのでしたが・・・・。

噛み付きあう

噛み付きあう

 その夜、大方先生の作品をみなで見せていただくことになりました。すると、なんということでしょう、その場にはいなかったはずの先生もしっかりシマキンチャクフグのケンカを押さえていたのでした。しかも、オス2匹だけでなく、2匹が奪い合うメスと思われる個体も含め、3匹がらみではないですか! さかなの生態を撮るには、なんでもないさかなのいつもとは違うちょっとした動きを見逃さないことですが、これには知識とともに経験がモノをいうことですから、ベテランのプロが有利なことは言うまでもありません。先生からは「同じようなところに目をつけていたということだから・・・・」と慰められてしまいましたが、でもなんだか悔しいなぁ・・・・。



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